玉能回路

週刊「玉能回路」は毎週水曜日更新です。


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子供の力(パワー)

  1. 2017/05/31(水) 06:21:36|
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昨年秋 仙台市内の児童館で 子供たちにミュージックベルを指導する機会をいただいた

小学校1.2年生 11名からなる ベルチーム
クリスマスコンサートを目指して 猛特訓の「ジングルベル」や「きらきらぼし」だった

ベルに大小があり重さにも差のあるハンドベルは ヨーロッパ生まれ
ベルの大きさ重さに ほとんど差が無く わずかなベルのくびれで音程の差を生み出すミュージックベルは なんと 日本生まれ
手の小さな小学低学年でも 持つことのできる 素晴らしい楽器である

児童館ベルチームには 名前もある

ある日 子供たちに ∞(エイト)リンガーズのみなさん こんにちは
と 声をかけたところ
さっそく 子供たちから 待ったが かかった
11人なのに エイト は おかしい というわけである

8の字を ころんと お横にすると ∞(無限大)になること
数えきれないほど 沢山の素敵な音楽に 出会おうね との説明に納得してくれた子供たち

お揃いのベレー帽と可愛いマント 
演奏も 舞台での出はけも 無事やりとげた ∞の子供たち

コンサートは終わってしまったが 時折ふと思いだす
8の字をころんとお横にしたら出来上がる 無限のパワー

大人だって パワーが欲しくなる時がある
ころんと いや ごろんと お横になってみる



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花めぐり

  1. 2017/05/24(水) 06:36:33|
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もうすっかり緑の濃くなった東京を出発点に 
新緑の山をめざして車を走らせたい

東北ならまだ 藤の花が見られるだろう
鶯餅色の山々に 小さな縫い取り刺繍のような藤の花

ついこの前は 山桜だったのに 
花が終わった今は 木々に隠されて どれが桜かも見分けがつかない

藤もしかり
花が終われば また 次の春まで どれが藤なのか 見分けがつかなくなる

子供たちも そうなのかもしれない
ためにためた 力を ポッと 咲かせて

私ここにいます
私頑張りました と サインを送って来るに違いない

その タイミングを見逃さずに
けれども せかしたり しないで
すごいね えらいね と 褒めてあげられたら
何かを見つけてやれるのだと 思う

花の後には 実がなるのだもの 


美しき女(ひと)

  1. 2017/05/17(水) 08:41:33|
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テレビから 大女優のナレーションの声が聞こえてくる
穏やかな抑揚 深い洞察を感じさせる 

記憶が蘇る
ある劇場の観客席で 偶然 隣り合わせて座った 幸運
銀髪を黒いゴムひもで無造作にくくり 大きなサングラス 
白いコートのような服が 艶めいて
そのまま舞台にたてるような そうでありながら 普通の人のいでたち

帰り際 何気ない ご挨拶の一言 二言の声が 平らかで美しかった 
周囲のせわしなさに反して ひとりだけ ゆるやかに立ち上がるその動きは そこだけスローモーション加工された 映像を見せられたようだった 
どんなふうに山坂を越えたら 平らかな美しさが 身につくのだろう

美味しいものを 食べれば 元気になる
美しいものを 見れば 気持ちが華やかになる
美しい女(ひと)に 出会えば 背筋がピンと伸びて 足の指にぐっと力が入る

テレビのナレーションがまだ続いている
私も 美しく 生きられたらいいな と 思いながら 
音楽のような声を聞いている


大型連休

  1. 2017/05/10(水) 05:43:43|
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連休前半は 家中の片づけをして 冬物衣料はクリーニング 和服もお単衣の準備をして さぁ どんと来い初夏!

家もスッキリ 気分もスッキリ 連休後半は旅に出る 
名残の山桜を追って高速に乗る まずは実家に顔を出し親孝行の真似事もする

連休最後の楽しみは 高速を使わずに した道を走る
やれ 竹の子だ 山菜だと 道の駅で買い物三昧
帰り着いたら すぐにも料理 山菜のアクで 指が茶色に染まろうが なんのその なんのその

アザミも 蕗も ミズも 細竹も 煮ものや 一塩のお漬物に成るころには
買ってきた地酒もいい塩梅に冷えている

などという ハードスケジュールを ハードとも思わずに 楽しんでいたのは何年前の事だろう

年々ペースダウン 
昨年も今年も どこにも出かけず 動きもせず 
花の便りを耳にして 空想の世界を繰り広げるだけである

長い人生 こんな時期もあるのだろうなぁ

こんな時にありがたいのは 学校教育の名残
谷川俊太郎の「ここ」という詩が浮かんでくる

「どこ」にも出かけず 「ここ」にいる今
今だからこそ 鍛えよう 
実はこっそり隠している 背中の翼を しっかりしっかり鍛えよう 

どこかで 飛びまわる 日のために



最期の桜

  1. 2017/05/04(木) 05:53:18|
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仙台市内のある大きな病院の近くに それはそれは見事な桜があって
今年も満開の時を楽しみにしていた

個人のお宅の庭の桜だが 毎年 手作り感あふれる ライトアップがなされ
闇に浮かぶその桜は 派手すぎない灯ならではの 荘厳さが感じられる

その桜が 道路拡幅工事のために 伐られてしまう事を 
そして見納めの桜が今年もライトアップされている事を 
その庭も自由に見学を許され 庭の入り口には桜と家族の歴史が綴られたメッセージが張りだされている事を テレビのニュースで知った

そうかお嬢さんの幼稚園入園の記念樹だったのか
植樹から50年 こんなにも美しい大樹になったのか
映し出される家族写真の歴史
あらゆる角度からの桜の姿
惜しいです 本当に惜しいです と レポーターはニュースを締めくくった

確かに惜しい
が こんなにも美しい姿のまま その生を終える事に 潔さを感じるのは私だけだろうか

朽ちていく老木にも 美しさはあるが
ある日突然 ふっと消えてしまう 儚(はかな)さも 桜なればこそである

惜しい 惜しい だからこそ 美しい





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