玉能回路

週刊「玉能回路」は毎週水曜日更新です。


一年経過

  1. 2017/04/26(水) 09:06:33|
  2. 週刊「玉能回路」
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疲れている人も
元気な人も
頑張っている人も
頑張りたくて悶々としている人も
桜巡りが出来た人も
散り際さえ見られなかった人も
大人も子供たちも
元気で 大型連休を迎えてほしい

40度の熱が下がらず 朦朧とした一年前
助けてと 叫びたくても がちがち震えるばかりで 声が出なかった

こんな辛い思いは 誰にもさせたくないと思っても
言葉も涙も 出てこなかった

風邪ぐらいとあなどらず 
少しの熱だと 無理だけはせず

そこそこでもいい
ホボホボでもいい

みんな元気でいてください
みんなで 元気で いたいから




シカ保険

  1. 2017/04/19(水) 09:00:00|
  2. 週刊「玉能回路」
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母の祥月命日にあわせて 石巻に住む姉夫婦が訪ねて来てくれた

年ごとに母に似てくる姉を見ていると
そこに 母が座っておしゃべりをしているようで 嬉しくてたまらない
表情や雰囲気だけではない 
思いがけないほどお茶目な話題も 屈託のない笑いも 
いかにも姉らしく そして 母そのものだ

今日のトピックスは シカ保険
石巻やその近隣に住む人は 誰でも知っているらしい損害保険で
姉にとっては普通の話題だが 初耳の私は 身を乗り出して聞き 笑い転げる

走行中の車に 横断しようとしたシカが 体当たりするらしい
ボコンとへこんだ車の修理代は 大層な金額になるらしい

姉の話を 兄が補足する
シカは群れ あるいは 行列で 横断するのだそうだ
それを知らずに 一頭やり過ごして 安心して発進する
すると 二頭目 三頭目 次々と車めがけて シカが突っ込んでくるのだそうだ 
「ボコンで10万円 ボコンで20万円 ボコンボコン・・・」
身振り手振り  ましてや トンチンカンな私に説明をするわけだから兄の話にも力が入る

東日本大震災から6年1か月
姉たちは 家も車も家財も 何もかも津波に流された
悲嘆の日々には想像も出来なかった 明るい声が 茶の間に響く




永遠の刻(とき)

  1. 2017/04/12(水) 09:00:00|
  2. 週刊「玉能回路」
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受け売りだと 前置きをしてこんな話をしてくれた人がいる

「明日死ぬと思っていきなさい 
 永遠に生きると思って学びなさい」

ガンジーの言葉だそうだ
う~ん と唸ってしまった

今日が最後の日だと知らされたら 修業の足りない私はあたふたあたふたと
無駄に時間を過ごしてしまうに違いない

書きかけの手紙
散らかった納戸
作りかけのシチュー
未整理の冬物衣服
銀行振り込みも 花の植え替えも 一日では間に合わない

そのくせ、永遠とまでもいかなくとも 長い未来があるのなら
「明日があるさ」と開き直りそうだ

こうも受け止め方が変わってくるものなのだろうか
スローライフ いや 単なるおばちゃん化か

ガンジーさんごめんなさい
偉人の言葉に 異人の自分が 口答えをする
花冷えの夜である





春の良風(かぜ)

  1. 2017/04/05(水) 09:00:00|
  2. 週刊「玉能回路」
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友達が人間ドックで引っかかり再検査になった
結果が出るまでの一週間 どれほど無事を祈っただろう
その祈りも通じてか 無罪放免
嬉しさと感謝の思いは 神様に何枚もの座布団を差し上げたいくらいだ

もともと 人の幸せが 嬉しくてたまらない 性質(たち)だった
そんな風に 育ててくれた親に感謝だろうか

卒業 入学 スタートの春 
聞こえてくる嬉しいニュースに「あぁ良かった」の日々である

少しばかり年をとった今は 人の悲しみや痛みにも 
柔らかい心で 寄り添えるようになった気がする

頑張れとは 励まさない
頑張ろうとも 声には出さない
けれども 私は「ここにいるよ」「ここにいるよ」と声なき声で呟いている

春の良風(かぜ)が 吹いている



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